同じことの繰り返し same old routine 2004 5 18

 今、株式市場で、
特に、新興市場で問題になっている信用取引について書きましょう。
 ここでは、わかりやすく説明するために、
簡略化して書いてありますので、
多少、本来の説明とは異なるかもしれませんが、
わかりやすさを優先しました。
 信用取引をする場合には、保証金というものが必要です。
この保証金は、現金で用意すべきですが、
現金に代えて、株でも可能なのです。
株が、担保となるのです。
 しかし、ここに問題があるのです。
担保となっている株が、急落すると、
追加保証金が必要となるのです。
 そのため、売りたくない「優良銘柄」を、
泣く泣く、処分して、追加保証金を用意することになるのです。
 昨年の11月前半に、
新興市場の「優良銘柄」は、こうした「投げ売り」によって、急落しました。
 このように、株を担保にした場合は、
かなり、リスクがあります。
 株というものは、本来、値動きが激しいので、
常識的に考えれば、担保となる資産とは言えません。
 担保となっている株の価値が急落してしまえば、
これは、株式投資における「不良債権」のようなものです。
 そこで、売りたくない「優良銘柄」を、安値で処分することになるのです。
これは、株式投資における「不良債権処理」のようなものです。
 同じ失敗が、今年も繰返されています。
売りたくない「優良銘柄」を、
泣く泣く、処分して、追加保証金を用意する現象が、あちこちで目立ちます。
もっとも、こうした「不良債権処理」は、どこかの銀行と同じく、終わりに近いかもしれません。
 規制には反対ですが、
さすがに、ここまでくると、
何らかの基準やルールを設けるべきです。

































































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